Web Analytics Made Easy - Statcounter

ロードスター大学

理論派ドライバーの自動車日記

【スポーツカー】に乗るのに必要な維持費まとめ

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村

こんにちは、落車王です。ふとスポーツカーに乗る人が周りにも増え始めたので備忘録的に書きます。ちなみにいうと、私はスポーツカーから降りようと検討している身ですが、今の26歳になるまで21歳から3台のスポーツカーを乗り継いでいます。S660(2018年式,新車)とシビックタイプR(FK8,2019年式,新車)とNDロードスター(2017年式,試乗車)です。軽自動車から普通車まで乗り継いできて、おおよその維持費は把握しているので参考にはなると思います。結論を言うと普通の車よりやっぱり金はかかります、特殊な設計ですし仕方ないですよね。良く書かれるガソリン代については記載していません、運転の仕方によってかなり変わってしまうためです。ただし、お金は普通の車よりだいぶかかるのは間違いないです。とは言っても新社会人や学生にとっても必ずしも無理な話ではありません。

f:id:rakushaking:20210202214601j:plain

■サマータイヤ代

私のタイヤの使い方としては、街乗り5、峠やワインディング3、サーキット2の完全なる街乗りメインです。なのでスポーツカーにしっかり乗るタイプの人であればもう少しタイヤを酷使するかもしれません。安く維持をしたいのであれば17インチ未満のタイヤを装着している車がオススメです。なぜかというと、FK8の純正20インチタイヤは、消耗品なのにも関わらず10万円×4=40万円という強烈に高額な維持費がかかり、18インチにインチダウンしてもハイグリップタイヤはどれも10万円オーバーだからです。さらに追い打ちをかけるのは、この手のスポーツカーにありがちな純正ハイグリップラジアルタイヤは、コンパクトカーについてる安タイヤやエコタイヤと比較して交換スパンが早いです。私のNDロードスターは年間2回タイヤを交換していますし、FK8の純正タイヤは1万キロちょっとで寿命が来ました(笑)たぶんコンパクトカーのエコタイヤなら5万キロくらいイケんじゃないですかね。それでも、NDロードスターのタイヤは16インチなので、ハイグリップのディレッザZ3を4本そろえてもネット価格で6万円以内で収まります。18インチ以上はタイヤ代的にかなりお金がかかります、お金に余裕がないのならば、やめた方がいいと思います。ただし、スポーツカー乗りとして、お金がないからという理由でスポーツカーにグリップ力の低いタイヤをつけるのは違うと思います。ABSの介入も狂いますし、練習のためであるのなら別ですが、何よりも楽しさをスポイルしてしまうことになると思います。正直いわゆるスポーティータイヤ(アドバンフレバとかディレッザDZ102とか)もスポーツカーにはマッチしないと思います、サーキットでドアンダーで全く曲がりません、少なくとも初心者向きではないですし安全性にも支障をきたします。(もちろんオーバーステアの練習やドリフトをするために後輪に履いたりするのは普通にアリです)

■スタッドレスタイヤ代

この項目を何故書いているかというと、今年からスタッドレスタイヤの装着が道路交通法で定められたからです。雪や凍結がある場所で走る場合はスタッドレスタイヤは履かなければなりません。スタッドレスタイヤの価格は意外に盲点ですよ。シビックタイプRの純正20インチに適合するスタッドレスタイヤは、ランボルギーニウラカンの前輪用のみで、恥ずかしながら私では購入することができません。そのため、18インチにインチダウンしたのですが、タイヤ代は約10万円。ホイール代が20万円でした。20代であればたぶん月給丸ごと消えるくらいお金がかかります。そしてサイズや扁平率が普通の車とあまりに違うので、タイヤの選択肢が少なく高額になりがちです。NDロードスターは冬季の走行をしないことで維持費を抑えています。

■各消耗品

エアクリーナーや小さいボルトやその他もろもろのことについて書きます。例えばFK8のエアクリーナーはノーマルのシビックと別物で専用品です、なので交換の際は通常のモノを購入するよりもお金がかかります。小さなボルトも専用品です。正直なところ言うと、ホイールナットが22㎜という特殊サイズかつ特殊ピッチPCD120で、タイヤ館に売られているほとんどのホイールを履くことができません。そしてほんどのメーカーで受注生産になってしまうためお金がかかります。ちなみに22㎜のディープソケットはほとんど流通していないので工具を探すのも大変ですw22㎜のディープソケットも全部はまりません、薄型ソケットでないとホイールのスポークに当たって入りませんし、普通の量販店にも22㎜ソケットがないことがあります。スタッドレスタイヤに交換したい人は要検討ですよ。このほかに私が知る限りエンジンオイルなどもNSXやS2000などは純正指定のオイルが高額です。ちゃんと消耗品の維持ができるかどうかを確認してください。スポーツカーは本来はちゃんと整備されて本領発揮するものです、放置すればご機嫌斜めになること間違いなしですw

■保険

周りや自分が購入してきた車で言いますと、スポーツカーの保険は一般車と比較して、やや高いorかなり高いのどちらかです。一般車より安いことはほとんどないと思います。シビックタイプRは高額な車両保険料(クラス別料金13はNSXよりも上でR35 GTRと同クラス)で、NDロードスターは普通、S660は安いが他の軽と比べると高めといった内容です。たぶんですが(笑)、パワーがあって速い車は少なからず歴代の購入者が飛ばして事故るので、車両保険が高額になりがちです。ただ、お金に余裕がないからといって車両保険に入らないのは絶対にやめた方がいいです。私はS660を廃車にしてしまいましたが新車特約保険に入っていたおかげで360万円の保険料がおりました。そのおかげで今の自動車ライフが過ごせているといっても過言ではありません。私の周りでも車を廃車に近くなるまでぶつけたり壊してしまい、その時に車両保険に入っておらず、超ダサいですが親のお金を借りたり泣き寝入りする人をたくさん見てきました、間違いなく入った方がいいです。ものによっては当て逃げや盗難でも車両保険はおりますよ。

■自動車税

税金については最近で言えばターボ車を買っておけば対して恐れることはありません。自動車税は排気量に依存するので、パワーがあっても排気量が小さければ自動車税は大したことはありません。維持費を安くしたいならターボ車だと思います、大排気量は高額になります。当たり前ですがw

■カスタム費

これはカスタムしなければかかるお金はゼロですが、たぶんそんなの無理です。周りにこういうパーツをつけているとかそういうのを見るとどんどんほしくなり、気づいたらポチっています。こういうのを楽しむのもスポーツカーの楽しみなので、少なくともタイヤ代10万円+ホイール20万円+バケットシート15万円=45万円くらいの余裕は見ておきたいところです。一般に売られているスポーツカーは大抵バケットシートではないので四点式に対応していませんし、タイヤやホイールも貧弱なグリップ力であったりホイールも重量級のモノがついていて、サーキットやお山に行くと楽しくないですw。見た目にこだわるのなら、エアロや車高調も買いたくなりますよね、20万円くらいは最低でも必要ですよ。同じ車に乗っている誰かがこういった装備を付けているとあまりに欲しくなってしまうので、カスタム費については必ず余裕を持っておきましょう

■修理代

私は幸いなことに故障もなく修理代はかかっていません。例として、知人でS2000に乗っている人では、2年で、エンジン2回載せ替え、トランスミッション3回載せ替え、ステアリングギアボックス載せ替えなどで総額250万円の修理代がかかっています。古い車に乗る時は、自分のメンテの腕に技術力に自信があるか、高額でもショップの主治医を探すかどちらかにしましょう。本当に不動車になりますよ。

<まとめ>

やはりスポーツカーは余裕がないと維持できないし楽しめない乗り物です、異論は認めますwそうであってもその維持費や不便さも可愛く見えてきてしまい、気づいたらとんでもないお金をカスタム費にかけていたりすることもあります。スポーツカーは楽しいのは間違いないです、経済的に本当に問題ないかを吟味して楽しんで乗りましょう。奥さんとかいるとだいぶ厳しそうですが...ね。そして、私の彼女もこの記事を知らないことを祈りましょう。では。