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理論派ドライバーの自動車日記

【MT車布教】マニュアル車が楽しい理由

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こんにちは、落車王です。注…この記事は私個人の見解です。
今回はマニュアル車に楽しい!!!っていう記事です。現代では絶滅危惧種のマニュアル車...、でもマニュアル車をあえて選ぶからこそ、得られる価値というものもあるんです。この手の記事を書くと、MT vs ATの話に発展しそうですが、かくいう私も実家の車や以前私が学生時代に所有していた車はAT車ですよ。普段使いの2台は、NDロードスターとシビックタイプRで、どちらもMTです。

 

f:id:rakushaking:20211010110854j:imageシビックタイプR(FK8)の6MTシフトノブ
私の自論では、MTの楽しいところや、良いところって本当は何?と聞かれれば、一番にエンジンの性能を全て使い切りその性能を肌で感じることができることといつも答えています。

このエンジンの性能を使いきりその性能を肌で感じることができることとは?

まず最初に以下にエンジン特性について話します。こちらに例としてわかりやすいs2000のF20Cのトルク-出力カーブを示していますよ。横軸は回転数です。わかりやすいのはVTECのカム切り替えによるトルク変動が大きい所ですね。この車で、思い通りに加速したい・速く走りたいと思う人は、このエンジン特性を正しく理解している必要があります。
Honda|S2000(2005年10月終了モデル)|メカニズム|エンジン性能曲線図(S2000)
(引用:Honda|S2000(2005年10月終了モデル)|メカニズム|エンジン性能曲線図(S2000))

そう、加速をしたいときは、このエンジンで言えば最大トルクを発揮する7500rpmくらいになるようにシフトダウンするのが良さそうです。その時が最も力強く加速できそうです。いまあなたが6速にシフトしていて3000rpmであるのならば、おそらく3つくらいシフトダウンしないと最大トルクで加速はできないんです。そして、力強い加速を続けシフトアップすべきタイミングというのは、最大出力を発揮する8300rpmくらい。たったの800rpmの間でしかこの車の真価を発揮できません。しかしながら、このエンジンの場合は9000rpmまで回り、一見8300~9000rpmではピークを境にトルクも出力も下がっていくので一見無駄な回転領域であると捉えがちではありますが、それは場合によっては誤りです。たとえパワーが落ちても無駄な回転領域が広いことで、一つ一つのギアがカバーする速度域が広いと捉えることもできるんです。つまりこのエンジンの場合は他の車が回転限界に達し特定の速度でシフトアップしなければならない状況で、残りの数百回転分アクセルを踏みっパで行けちゃうことになるんです。こんな話ってエンジンの特性をフルに使えているような気がしませんか?f:id:rakushaking:20211010110914j:image
MT車は軽トラのイメージ!というのもなくスポーツグレードでも今の車は結構上質
なんとなくエンジンの話をしてしまいましたが、わかりましたでしょうか?MTとはギアの選択をドライバーの意志で完全に操れることで、エンジンのスイートスポットをフルで使い切れること、エンジンの限界性能を引き出せることが可能になるのです。結果的に、上記で説明したエンジンの特性を肌で感じることができるようになるのです。よく、巷でMT車はアンダーパワーなほど楽しいと言われていたりするのは、この使いきれる領域がレベルが低いところ(=安全な領域)で感じられるからなのです。もちろんこのアンダーパワーの閾値も、ドライバーのスキル次第で上下しますよ。300馬力を使い切れる人もいますし、500馬力を使い切れる人もいます、もちろん100馬力が限界といった人もいるでしょう。ただし、パワーに限らず使い切れる楽しさや、その特性を肌で感じるという意味ではパワーは関係ないのです。

MT車の醍醐味①

ギアの選択をドライバーの意志で完全に操ることができ、エンジン性能を限界まで引き出せる

ギアの選択はドライバー次第

さらにコーナーではMT車の面白さはさく裂します。AT車であればもう少しコーナー手間でシフトダウンしたいと思ってもできず、なぜか立ち上がりでキックダウンしてしまうなんてよくありがちです(AT車でサーキットを走ると良くわかります)が、MT車であればそんなことは皆無。自分の意志でギアを選択できるので、意志通りの加速と減速どちらもできます。さらに、ヒール&トーはドライバーの技術力がもろに出るので、練習のし甲斐が沢山あるでしょう
もちろんこれはコーナーだけでなく定常円などでも言えます。1速固定で走り続けるのにはMT車の方が楽です。ATの場合一度でもレブリミットに当たってしまうと、シフトアップしてしまい先ほどのトルク曲線のトルクがない側の回転数になってしまい、スライドが止まってしまったりしまいます。そういう意味でもスライドコントロールではMT車の方がドライバーの意志でしかギアの選択が行われないので、変な車両挙動(*スライドが急に終わりタイヤのグリップが復活する)なども避けることができ、スポーツ走行や遊びに向いていると言えるかもしれません。*スライド→グリップ復活時にスプリットμな路面(ドライ+ウェット)に片輪づつ接地している場合スピンすることがある

MT車の醍醐味②

コーナー直前のシフトダウンが楽しく、スポーツ走行に向く 

まとめ

いかがだったでしょうか?ちょっとMT車に乗ってみたくならないでしょうか?内燃機関の味わいを感じるのにはMT車はベストな選択肢の一つであると私は考えます。私は時計も趣味ですが、デジタルではなく機械式が好きなのは歯車の動きであったり、数日たつと止まってしまったり、カチカチする音が好きだったり、その何とも言えないメカ的な味わいが好きだからです。理解して頂けると嬉しいです。加えて、MTがこの世から消えないためにも賛同者が増えていくことを期待しています。では!

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☝土屋圭一さんのようにAT車がクソとは思いません笑が、MT車を選ぶというのはApple Watchを選ばずに機械式時計を選ぶこと、オール電化の家ではなくキャンプで焚き火を楽しむこと、そんなことと同じと思います。便利が楽しいとは限りません。

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